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わきがだけではなく、どんな手術でも、それが例えとっても簡単な手術であっても、医療行為というものにはメリットとデメリットが存在します。

また、手術と言うものについては、100%成功する手術というのは存在しないと言って過言ではありません。

ですから、わきがの手術を受ける際にも、しっかりと事前のカウンセリングすることは欠かせませんし、手術のリスクを知っておくことや、失敗した際の保障を文章で確認しておくことも大切です。

では、わきがの手術において、失敗してしまうとどうなるか、今回はこのことについて詳しくご紹介します。

わきがの手術を受けるということ

まず、わきがの手術というものについて簡単にご紹介しておきます。

わきがの手術には、現在主に以下の4つの方法があります。

  • 剪除法
  • 皮下組織吸引法
  • 超音波吸引法(超音波治療とも)
  • 皮下組織削除法

これらの方法は、最初に書いている「剪除法」が直視下手術法と言われる方法で、医師が直接わきがの部位の皮膚をめくり、腋下のアポクリン腺を除去する方法です。

一方残りの3つは非直視下手術法と言われ、剪除法より傷跡は残りにくいのですが、アポクリン腺の除去が「本当に」どこまでできたのかはわからない方法になります。

アポクリン腺が確実に除去できるということで効果が高いのは剪除法ですが、この方法は通常の手術と一緒でメスを入れて行うものなので、リスクは大きくなります。

それぞれの手術と失敗例について

先項でご紹介したわきがの主な手術法には、それぞれの手術法による失敗例がそれぞれ存在します。
また、手術法による失敗例だけでなく、わきがの手術には共通して言われるデメリットもあります。

ここではそうした具体的なリスクについてご紹介します。

術後の効果に対する「個人差」

そもそもわきがというのは軽度であろうと重度であろうと、気になりはじめた人にとってはそれは既に「重度」のわきがであることと同義だと思います。

つまり、同じ臭いでも「気にならない人」「耐えられる人」「耐えられない人」という個人差が出てくるということです。

これはそのまま、手術後のリスクにもなるのですが、どういうことかと言いますと、手術を受けて「本当に」アポクリン腺を除去できたとしても、自分のわきがに悩んできた人はちょっとの臭いに敏感に反応するところがあるので、術後も少し臭った気がすると「まだ治ってない!」と思う人がいるということです。

そもそもわきが体質とか、わきがであった人というのは、体臭が強くなりやすい人なので、わきのアポクリン腺を除去しても、他の部位のアポクリン腺からかすかに臭いが生じていることはあります。

わきがの時には、他の部位の臭いは気になっていなかったのに、わきのアポクリン腺を除去したことで他の部位の臭いが気になるようになり、しかもその臭いの発生がやはりわきだと思い込むと「手術したのに治ってない!」となるのです。

他にも、剪除法での手術ではなかったので、少量なりでも本当にアポクリン腺が残ってしまい、実際にまだ臭いがあるという場合です。

この場合も、事前にクリニックから「術後の臭いには個人差があります」と言われていたら、術後の臭いについて訴えても「個人差ですね」と一蹴されてしまうことがあるのです。

これはどんな手術を受けても言われることなので、手術後、どの程度まで臭いが出てしまうことがあるのかはしっかりカウンセリング時に聞いておくことが重要です。

思いもよらない「スソワキガ」の発症について

わきがの手術ではどの手術も共通して患部の「アポクリン腺の数を減らす」ことを目指すわけですが、アポクリン腺にはアポクリン腺の役割があります。

その役割とは「体内の老廃物を排出すること」です。

腋下のアポクリン腺を除去すると、わきの臭いは軽減するのですが、身体の他の部位(性器や乳輪など)にあるアポクリン腺の役割負担が大きくなり、それらの部位の臭いが強くなる傾向があるのです。

これは重度のわきが手術をした人には程度の差はあれほとんどの人に表れてくるもので、失敗というよりはむしろわきが手術のリスクと言った方が良いものです。

このわきがの手術による「スソワキガ」の症状発露は、手術をした施設に訴えてもどうにもならないことがほとんどですので、それは念頭に置いておく必要があります。

血腫と言うリスク

わきがの手術をすると、アポクリン腺を除去した部分に「流れ込んだ血液がそのまま溜まる」=「血腫ができる」というリスクがあります。

これはリスクと言うより失敗とはっきり言えるものでしょう。

特に剪除法については、血流を良くするような処置をしながら手術がなされていないと、手術後に皮膚が膨張し腫れたようになることもあります。
さらに血腫の症状が重いと皮膚が壊死することも全くないわけではありません。

血腫ができるというのは「医師の腕が悪い」ことが原因として大きいので、このようなことが起きたらまずは血腫の治療をしてもらうか、そのクリニックが信用できなければ他院での治療費を全額負担してもらう形で、きちんと治療をすることが大切です。

手術法とそれぞれによくある失敗例

剪除法での失敗例

剪除法は医師が腋下にメスを入れ、皮膚をめくってわきのアポクリン腺を取り除くことです。

他の方法にはない「メスで皮膚を切開する」ということがあるので、その分、手術の最後の縫合において、医師の腕の差で傷口が「キレイになるかどうか」にかなりの差が出ます。

剪除法でのこうした「傷跡トラブル」は多く、インターネット上でも自分の術後の様子を写真でアップしている人もいます。
そうした人の写真を見て、万が一、自分にもそうした傷が残るかもしれないことは頭に入れておく必要があるでしょう。

皮下組織吸引法・超音波吸引法(超音波治療)・皮下組織削除法での失敗例

これら3つの方法での失敗例で多いのは、カニューレという細い管を入れるための傷が色素沈着として残るとか、レーザーの跡が色素沈着として残るというものです。

レーザーでの色素沈着は本来の肌の色などにもよるので、手術を行った場合、どのようなリスクが生じやすいのかはしっかりカウンセリングで聞いておくべきでしょう。

また、剪除法と違い非直視下手術であるこれら3つの方法では、アポクリン腺が充分に除去できていないという理由で再手術をすることもあります。

最初の手術の際に、症状の改善が見られなかった場合の保障として、再手術が受けられることがあれば、費用負担もありませんが、「自分が気になっているだけ」とみなされると、再手術には最初の手術と同様に費用が必要になります。

また、費用もそうですが、何より再手術は自分の身体に負担がかかることになるので、どのくらいの割合の人が再手術をしているかなど、聞きにくい質問であっても、カウンセリングではそれらのこともきちんと尋ねておきましょう。

わきが手術で失敗を呼び込まないためにできること

わきがで悩んで手術をしたのに、手術後に他の悩みまで増えるなんて堪ったものではありませんよね。

ですから、わきが手術で失敗を呼び込まないために、手術を受ける側が事前にできるチェック項目を掲げておきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

チェック① 医師の経験と実績

わきが手術において何においても大切なのは「医師の経験の豊かさと実績」です。

外科手術と言うのはある種「技術職」であるので、腕がイイ医師になるのにもある程度の経験が必要です。
(職人さんが経験を積んで技術を磨くのと同じですね)

ですから、わきが手術を受ける際に必ずチェックしたいのは「どれだけ実績と経験がある医師か」ということ。
これは病院のHPなどでも調べられるので、絶対に見ておきましょう。

実績や経験が長ければ、色々なタイプの患者を診てきているので、もしあなたのアポクリン腺の除去が少し難しいタイプであっても、以前にもそうした患者を診ている確率もあがります。

さらに、万が一、何かトラブルがあっても、対処法を心得ている場合も増えますからね。

チェック② 保険適用はできるか,、支払いは明朗会計か

わきがの治療や手術と言うのは基本的に一般的な医療機関であれば皮膚科での受診になります。
ただ、専門にしているのはどちらかというと美容系の医療機関なので、広告などでよく目にするのは美容形成や形成外科、美容整形、美容外科などになります。

通常の(私たちが普通の病気で診察に行くような)いわゆる「病院」の場合は、保険適用にならなくても、わきがの治療で法外な請求をされることは少ないと言えます。

しかし、美容系のクリニックでわきがの治療をすると、医師の匙加減で保険を適用するとかしないとか、そうした基本的なことや治療で用いる器具や機器が変わるので、何も調べないまま治療を受けると「こんなにかかるの?!」とびっくりすることがあります。

ですから、手術などは一先ずおいておいて、最初に「わきがかどうかの診断を仰ぐ」という意味で足を運ぶ医療機関は、総合病院など、他の人の目が多い施設に足を運んだ方が得策と言えます。

そこでわきがと診断されれば、専門で治療を行っている美容系のクリニックを探しても問題はありません。

ちなみに、総合病院での医師は給料をもらって働いているので、基本的に患者の治療に保険が適用されるかされないかが自分の給料に関わってはきません。

しかし、個人で開いているとか、基本的に保険適用外の施術ばかりを行っている美容系のクリニックでは、保険を適用すると、手続きが煩雑になることに加え、病院(医師)側の取り分も少なくなるので敢えて保険適用を渋ることもあります。

こうしたことにならないように、先ずは通常の病院で自分のわきがは保険適用になるのかならないのかを診断してもらい、その診断結果をもって美容外科などで手術を受けるようにすると確実ではないかと思います。

また、美容外科などの美容系クリニックでも、きちんとわきが治療について、HPなどで料金を明示しているかどうかは前もって調べておくべきポイントです。

さらにそのクリニックで治療を受けた人の本音(HPに記載されているものではなく、個人のブログや口コミ掲示板に書かれている本音)を調べておくのも大切です。

チェック③治療方法について調べておく

わきがの手術を受けると言っても、実は先ほど紹介した以上に、その方法は多数存在しています。

ですから、できたら主流なものに加えて、色々なクリニックがウリにしている方法について、自分が気になったもの程度は調べておくと良いでしょう。

たとえ術後のリスクがあったとしても、自分にとって最適な方法があるかもしれませんし、効果は高くてもリスクを考えるとやめておいた方が良い方法もあるでしょう。

知り合いが成功した方法だからと言って、自分自身に最適かどうかはわかりません。

わからない方法については、医師にきちんと説明を求めるのが、手術を失敗させないためにとても必要なことになります。

チェック④医師や看護師とのコミュニケーションは充分にとれるか

これはわきがの手術だけに限らず、他の病気の場合もそうなのですが、特に手術をするような病気の場合は、医師や看護師ときちんとコミュニケーションがとれるかどうかは大きなポイントになります。

例えば、医師は親切で、できるだけわかりやすく説明してくれようとしていても、実際には患者には難しい用語などもたくさんあります。
こうした場合に、医師に何度も質問しづらい際、看護師がフォローしてくれる体制があるかとか、体制としては整っていなくても、看護師が患者の不安に寄り添う姿勢があるかどうかというのは非常に大切なのです。

ですから、手術を受けるにも関わらず、医師も看護師も説明不足でこちらの質問も受け付けない…という場合は、ギリギリの時期であっても思い切ってそのクリニックでの手術は中止にしてもらった方がいいです。

カウンセリングやコミュニケーションを重要視していないクリニックで手術を受けて、万が一何かトラブルがあると、多くの場合、患者側が泣き寝入りをせざるを得ない状況が起こりやすくなりますからね。

チェック⑤手術後もきちんとアフターケアがあるか

わきがの手術は多くが1日程度の日帰り入院くらいで済むのですが、重度のものや手術の種類、術後の経過によっては1日で済むものばかりではありません。

たとえ日帰りでできたとしても、手術した箇所が数日~1週間程度痛む場合もそこそこあります。
数日後に抜糸が必要になることもありますし、自宅で患部を冷やすという自己ケアが必要な場合も多々あります。

場合によっては、数日~10日ほど、日常生活において多少の支障がでてくることもないとは言えません。
人によっては感じる痛みがツラいという人もいるでしょう。

このような時に、手術を受けた病院のスタッフや医師自身に気軽に不安を打ち明けられたら、やはり心持が全然違ってきますよね。

ですから、手術を受けたいなと思うクリニックをいくつかピックアップしたら、「アフターケアやフォローの体制がどのようになっているか」という部分に着目して選択肢を狭めていくのは大切です。

また、術後の「症状の改善」についても、どの程度まで保証してくれるのかということはしっかり文章(書面)で確認をしておきましょう。

多くのクリニックでは、術後3か月程度までに、手術前とほぼ変わらない症状が復活したとか、手術患部の傷が悪化した、手術した患部に違和感があるという場合には、何らかの処置をしてくれるということがあります。

例えば症状の改善が見られないならば再手術があるとか、患部に違和感が生じているということであれば、その原因を探って違和感がなくなるような処置をしてくれるなどです。

しかしこれも病院によって異なるので、保証期間が長いクリニックもあればとても短いクリニックも存在します。

術後の症状については、患者側が一番気にする部分であるので、ぜひ保障内容は書面で確認をするようにしてくださいね。
(クリニックによってはHPなどで術後の保障について説明をしているところもあるので、そうした事前のチェックは大切ですよ)

できたらチェックしたいこと

わきがの手術をするにあたり、1番は上記に挙げましたように、医師の腕の確かさを優先して欲しいですね。
そして他のチェック内容を大切にしていただきたいのですが、上記のチェック項目を満たしているクリニックが数か所あるなら、そこで大切にして欲しいのはやはり「通いやすさ」です。

わきがは「よし!手術しよう!」と思い立ってすぐにできるものではありません。

手術ありきで通院をしたとしても、何度かはクリニックに足を運ぶことになるのが普通です。

社会人であれば通勤をしながら、学生であれば通学をしながらクリニックに通うことがあるのも良くある話です。

ですから、できたら通いやすいクリニックを選択しておく方が、後々便利であるでしょう。

というのも、手術後に予期せぬ痛みがでてきた…という時、あまりにも遠いと身体に結構負担がかかります。

とても大きな手術ではないと言っても、身体に器具を入れたり、メスで切ったりするような「麻酔」を必要とする手術をしたわけです。
身体への負担は自分が思っている以上にかかっているのです。

そうした術後の身体には、通いやすい場所で負担が少ない通院が重要。

手術によっては術後、抜糸できるまでの2週間程度は腕を自由に上げ下げできないなんてこともあります。
その抜糸が済んで少しの期間までは、検診という形で通院をすることを求められる場合も少なくないので、できたら通いやすいクリニックを選ぶというのは、わきがの手術を考える時に頭の片隅にでも入れておいてほしい項目です。

大きなリスクを背負ってわきがの手術をするよりも、手軽にわきがのケアをしたいと考えるなら、臭いを強力にブロックしてくれるわきが専用のデオドラント剤を使用してみることをおすすめします。

悩む前に必ず一度チェックしてみてくださいね。

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みどり

このサイトの管理人もわきがもちでずっと悩んでいました。誰にも相談できないツラい悩みだからこそ、自分で解決するしか残された道はありませんでした。でもわきがが彼氏にフラれるほど重症だった私でも、今ではわきがの臭いがスッキリ消え去って、逆に他人のわきがが分かるくらいまでに回復。どうやってわきがを克服したかを同じわきがで悩んでいる人のためにしっかりと伝えていきたいと思っています。

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