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わきがには軽度の「わきが体質」のものから重度の手術をした方が良いというものまで、程度も様々です。

その様々な「程度」やその人の体質に合わせて、治療法というのも多岐にわたっているのがわきが治療の特徴とも言えます。

ここでは、重度のわきがの人に対する治療について解説をしています。軽度~中度の人については軽度のわきが治療法のページを参考にしてみてください。

手術が必要な「重度のわきが」を治すには?

肉親もわきがであり、自身もその遺伝を受け継いでわきがで悩んでいる人には、10歳前後からその症状に悩んでいる人が多いと言います。

保護者が治療に積極的であれば、思春期前後で治療をする人もいますが、多くの人は自分が働き始めてから手術を試みます。

では、わきがの治療のために行う手術や治療法にはどんなものがあるのでしょうか。

わきがを治療するための手術の種類

一口にわきが治療の手術と言っても、その術法は様々です。以下に主な手術法を挙げてみました。

  • 剪除法
  • 皮下組織吸引法
  • 超音波吸引法(超音波治療とも)
  • 皮下組織削除法

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わきがを治療するための手術と言うのは、基本的には、原因となる「におい成分を含んだ汗」を発するアポクリン腺と皮脂腺を除去するのが目的です。
上記でご紹介した方法は、いずれもこの「アポクリン腺」と「皮脂腺」にアタックする方法なので、重度のわきがであっても臭い軽減の効果が期待できますし、術後はその効果がずっと持続できることがメリットとなります。

ちなみに上記の方法は、剪除法のみが医師が直接アポクリン腺などを目視しながら行う「直視下手術法」で、それ以外は部位を見ることなく機械を使用して手術を行う「非直視下手術法」となっています。

それぞれの手術法の解説

先項でご紹介した4つの手術法について、ここから詳しく解説をしていきます。

直視下手術法

直視下手術法は治療効果を第一に考えた方法です。

剪除法

医師がわきの下を切開し、裏返します。そうして裏返したわきを目視しながらアポクリン腺を1本ずつ取り除いて行く方法です。
アポクリン腺をしっかり除去できるのが特徴ですが、わきにメスを入れるため、3~5cm程度の切開傷が1本残ります。
医師の縫合技術の差(つまり執刀医の腕の差)によって、傷跡の残り方に違いが出てきます。

切開はしますが、入院をするほどではありません。ただ、傷口が落ち着くまでは長くて1週間程度、圧迫ガーゼを患部に当てて過ごす必要がでてきます。

手術そのものにかかる時間は片側で15分~20分程度で、費用は30万円~50万円というのが相場となっています。
ただ費用については症状の程度によって保険適用の範囲になることもあるのでご紹介した金額より安くなることもあります。

非直視下手術法

非直視下手術法は手術後の傷跡について配慮された方法です。

皮下組織吸引法

腋下にごく小さな穴を開け、そこからカニューレという細い管を通し、アポクリン腺・エクリン腺・皮脂腺を掻きだしつつ吸い取る方法です。
イメージとしては美容外科での脂肪吸引が近いかと思います。
剪除法より広い範囲の治療が可能で、手術の傷も目立ちませんが、アポクリン腺を完全に除去することが難しいため、根が残っている部分はわきがが再発する可能性もあります。

ただその分費用も安く、15万円~という相場になっています。

超音波吸引法

前出の皮下組織吸引法がベースになっている方法です。皮下組織吸引法に加えて、カニューレの先で超音波を発生させることで熱を生み、その熱でアポクリン腺を破壊しつつ吸引するのです。

皮下組織吸引法よりは破壊できるアポクリン腺の本数は増えますが、それでも全除去は難しく、施術者の技術によっては火傷が合併症を起こすリスクがあるので、手術前のインフォームドコンセントは欠かせません!

ちなみに治療費は皮下組織吸引法よりやや高く18万円~30万円が相場です。

皮下組織削除法

剃刀の刃と皮膚を押さえるためのローラーを組み合わせたような「専用器具」を使用して行う手術です。
剃刀部分で皮下組織ごと削るので、アポクリン腺やエクリン腺が除去できます。
傷口も小さくて済むので女性に人気です。
ただ、傷口の回復までそれなりの時間が必要ですし、何よりこの手術は医師の高い技術力が必要になります。

費用は20万円~40万円と決して安くはありませんが、技術力の高い医師の施術が受けられれば、かなり高い効果の治療を受けられることになります。

海外から取り入れられた「最新のわきが治療法」とは?

体臭についてはかなり寛容なアメリカですが、わきが治療の最新方法はなんとこのアメリカから導入された「ミラドライ」という方法になります。

ミラドライと言うのは、治療法と言うより本来は医療機器の名前であり、驚くことに手術をしないわきが治療法として脚光を浴びているのです。

というのも、ミラドライによる治療と言うのは、今までのように脇の下にあるアポクリン腺に直接働きかけて治療するものではなく、ミラドライから発せられるマイクロウェーブを「照射」するだけでできる治療法だからです。

詳しく解説すると、ミラドライという機器は、機器によって作られたマイクロウェーブを皮膚の表面に照射することで、中にある汗腺にアプローチすることが可能なのです。

マイクロウェーブと言えば電子レンジですが、電子レンジも、温めたいものに直接触れていないのに、中身が温まりますよね。
基本的にはこのイメージで考えると良いでしょう。

ただ、電子レンジと異なるのは、ミラドライのマイクロウェーブはマイクロ波を拡散させるのではなく、ピンポイントの集中照射ができるということです。
このために、瞬時にアポクリン腺とエクリン腺に熱による負荷をかけることでき、破壊できるという仕組みなのです。

ミラドライは多汗症にも効果がある!

ちなみにミラドライはこの効能から、わきがだけでなく、多汗症にも効果アリの治療法とされています。

ここまで読むと、レーザー脱毛に似た感じなので、施術中に痛みがありそうですが、実際は痛みはほとんどなく、やけどもほとんどありません。

しかしやけどに関しては、医師の腕によっては3度の火傷を負ったという重症の報告も確かにあるので、ミラドライ治療を受ける際には必ず施術数の多い病院・クリニックを選ぶ必要があるでしょう。

治療に要する時間は大体片側20~30分程度で、費用の相場は30万~50万円といったところです。
保険適用の治療ではないので、治療費はやはり高くなっていますね。

さらに治療後はすぐに日常生活は送れますが、照射部位の内部は火傷と同じ状態なので、必ず医師の指示は守りましょう。
人によっては注意を守っていても1週間ほど腫れが出たままということもあります。

違和感や不安を感じたらすぐに施術を受けた施設と医師を訪ねましょう。

さて、ここでご紹介した最新治療法のミラドライですが、最新だけあって、他のわきが手術と比較してまだ施術の症例が多くはありません。
つまりこれは、他の治療法とミラドライによる治療の比較が充分にできていないこと、また施術による副作用にどのようなものがあるかも未知の部分が大きいということです。

個人差も含め、ミラドライの治療効果はこれからもっと研究されていくであろう分野となっています。

※ミラドライは現在のところ、「妊婦・体内埋め込み型のペースメーカー等電子機器使用者・局所麻酔抵抗や過敏のある人」については受けられませんので注意してくださいね。

最近のわきがケア商品は本当に優秀になっていて、本当に効果の高い物ばかりですので、まだ試したことがない場合は、一度こういった商品を試してみることをおすすめします。

思ったよりもかんたんに、今のあなたの悩みは解決するケースも少なくないですよ。

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みどり

このサイトの管理人もわきがもちでずっと悩んでいました。誰にも相談できないツラい悩みだからこそ、自分で解決するしか残された道はありませんでした。でもわきがが彼氏にフラれるほど重症だった私でも、今ではわきがの臭いがスッキリ消え去って、逆に他人のわきがが分かるくらいまでに回復。どうやってわきがを克服したかを同じわきがで悩んでいる人のためにしっかりと伝えていきたいと思っています。