知らないあなたはヤバいかも…!?わきがの原因って一体何?

わきがを正しく治療するためには、どうしてわきがという状況が起こってしまっているのか、その原因を正確に知っておくことがとても大切です。

正しい知識がなければ、正しい治療や対策はできませんからね。

ここではわきがの治療に必要な、わきがの原因に関する情報を細やかにご紹介していきます。

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わきがの原因を知るためにまず人間の身体の「分泌構造」を知ろう

人間の身体には、内部にも外部にも、色々と分泌物を出す「腺」があります。

身近なところでは例えば「汗腺」が有名ですよね。そう、これは汗を分泌する腺のことです。

わきがについてしっかりとした知識をもつには、腺について知ることは重要です。
というわけで、ここで、人間の身体の「分泌」に関する細胞についてご説明します。

ヒトの身体の「分泌」には「腺細胞」が働く

人間の身体では、先に挙げた汗をはじめ、皮脂や粘液、胃液などの消化液など様々な「液」が分泌されます。

そうした液の分泌に関わっているのが「腺細胞」と言われる細胞です。ちなみに腺細胞とは、上皮に由来する分泌機能をもっている細胞を指し示しています。

※ここに出てきた上皮というのは、私たちが一般的に目にすることのできる、表皮だけでなく、胃や食道などの管腔臓器の粘膜を構成する細胞も含まれています。

この腺細胞には、身体の表面や管腔に向けて分泌をする「外分泌細胞」と、血管にむけて分泌をする「内分泌細胞」、さらに細胞の管腔側と血管の両方向に分泌をする細胞が存在します。

外分泌細胞は、分泌するものの種類によって「粘液細胞」「漿液細胞」「脂腺細胞」「電解質細胞」に分けることができます。

ちなみに胃液は「漿液細胞」は胃液や膵臓の消化液の分泌に、脂腺細胞は名前の通り皮脂を分泌する皮脂腺に関わっている細胞です。

内分泌腺と外分泌腺

人間の分泌物には、内分泌腺と外分泌腺というものが大きく関わっているのですが、この2つの違いを簡単にご説明すると…

内分泌腺

各組織や器官(内臓などですね)同士の相互協調をコントロールする組織のことです。
コントロールに必要な分泌物を行うための「上皮細胞」は持っていますが、導管はありません。
そのため、分泌物(ホルモン)を生成する細胞の近辺を流れる体液に、そのホルモン(分泌物)を放出します。
こうした作用があるために、遠くにある器官にも、ホルモンの影響を与えることができるのです。

→身近な例では、女性ホルモンの作用で気分が上下するとか、男性ホルモンの影響で体毛が濃くなるのも、内分泌腺からホルモンが放出されているからです。
内分泌系のバランスが崩れると、ホルモンの作用が身体のリズムを狂わせ、自律神経失調症などを発症することもあるのです。

外分泌腺

唾液腺や涙腺、汗腺などに代表される外分泌腺は、分泌物をダイレクトに、または導管を通じて身体の外に放出するもののことです。
わきがの原因に挙げられる「アポクリン腺」もこの外分泌腺に含まれます。

このように、ヒトの体の分泌物には腺細胞が関連し、また内分泌腺や外分泌腺が深く関わっているのですが、わきがについて言えば、直接はアポクリン腺が絡んでくる問題ではあるのですが、ストレスや生活リズムの件もあるので、内分泌腺による「ホルモン」の影響も関係ないわけではないのです。

わきがとアポクリン腺の関係

わきがの治療法の1つに「アポクリン腺の除去手術」というものがあるのですが(わきがの治療法の詳細はこちらのページで解説します)、これだけを読むと、わきがは外分泌腺の1つ「アポクリン腺」が関わっていることが予想できます。

では、このアポクリン腺とはどのようなもので、またどうしてわきがに関わってくるのでしょうか?

まずアポクリン腺を知るために、体外に分泌されるものと関わりの深い腺を合わせてご紹介します。

3つの汗腺

人間の汗腺には、3つの種類があり、それぞれの名前と特徴は以下のようになっています。

ホロクリン線

先にご紹介した「腺細胞」そのものが細胞内部に分泌物を蓄え、その後全体を崩壊させて、分泌物を外部に放出させる様式をとります。
このような分泌様式から全分泌腺とも言われます。
ホロクリン腺様式での分泌は皮脂腺が行っていて、皮脂腺からは、主に皮脂が分泌されることで、皮膚や毛髪の保護・保湿をしています。

エクリン腺

ホロクリン腺のように細胞を崩壊させることなく、腺細胞の生成した分泌物だけを細胞から溶かし出す様式をとります。漏出分泌腺とも言われます。
全身に散在する汗腺のほとんどはこのエクリン腺です。

アポクリン腺

ホロクリン腺とエクリン腺の中間の様式をとる腺です。
つまり、腺細胞が生成した分泌物を内部に蓄えたのちに、その分泌物を保持した細胞の一部が細胞本体から離脱して排出される様式をとります。
腺細胞本体は崩壊をしないので、繰り返し分泌物を作り出すことができます。離出分泌腺とも言われます。
アポクリン腺の代表は実は乳腺で、乳汁はアポクリン腺様式の分泌によって排出されています。

哺乳類の身体にある汗腺

犬や猫など、身近な動物を考えてみていただきたいのですが、いくらペットでこまめにお手入れをしていても、動物と言うのものは人間と違って強い臭いがすることが多いですよね。

これは、哺乳類のほとんどにおいて、全身に分布している汗腺が「アポクリン腺」様式のものであるからです。

哺乳類のアポクリン腺様式の汗腺からは、脂質やたんぱく質を多く含有する分泌物が皮膚上に出ます。
この分泌物は、皮膚の常在細菌によって分解され、独特の臭いを発することでフェロモンとして作用するようにできています。

ただ、人間に関しては、そうした社会性の構築ではなく、言語などによるコミュニケーションが発達したことで、アポクリン腺様式の汗腺は性にまつわる部分に集約されることになりました。

ですから、人間のアポクリン腺様式の汗腺は主に腋下の腋窩腺、外耳道にある耳道腺、乳首の周囲の乳輪腺、校門付近の肛門周囲腺に多く、他にはまぶたにある睫毛腺や鼻にある尾翼汗腺などになっているのです。

さらに、体毛が少なくなることで、全身に分布する汗腺は体温調節に必要なエクリン腺様式の汗腺が増えていったのです。

アポクリン腺分泌物の臭い

さて、ここまでアポクリン腺や他の汗腺についてご紹介しましたが、わきがの原因と言われるアポクリン腺からの分泌物は、なぜわきがの原因と言われるのでしょうか?

実際にはアポクリン腺から分泌される汗は無臭なのです。
しかし、この腺から分泌された汗に、皮脂腺からの皮脂やエクリン腺からの汗が混ざり、皮膚やわき毛にいる細菌が作用することで、わきが臭を発するようになるとされています。

ただ、ここで疑問になるのは、アポクリン腺もエクリン腺も、そして表皮の常在菌も、どれもほとんどの人が持っているのに、1部の人しかわきがにならないのかということです。

それには、先ほどご紹介した「哺乳類」の話が関わってくるのです。

つまり、ほとんどの哺乳類が全身にアポクリン腺を分布させているのは、敢えてにおいを出す汗腺が必要だからです。
それはフェロモンであったり個体識別であったり、目的は様々ですが、アポクリン腺から分泌される汗と皮脂が混ざり合うにおいが、生きていくうえで必要不可欠なにおいだから、です。

そう、真実、エクリン腺からの汗もアポクリン腺からの汗も、最初は無臭なのですが、水分が99%以上(その他の成分は塩分や尿素、アンモニアなど)のエクリン腺の汗と比較して、アポクリン腺からの分泌される汗の成分は「たんぱく質」「脂質」「糖質」「アンモニア」「ピルビン酸」「色素リポフスチン」「鉄分」などを含んだやや粘り気のある汗なのです。

たんぱく質や糖質などは常在菌のかっこうの栄養となりますし、たんぱく質や糖質が脂質と混ざって時間をおけば、あまり良い香りにはならないことは想像に難くないですよね。
たんぱく質(肉)はおいておくと腐って異常な臭いを発しますよね。これが腋下で起こっていると考えれば良いわけです。

ちなみに、このアポクリン腺の量やアポクリン腺から分泌される汗の成分割合などが、遺伝によって引き継がれると言われているために、わきがは遺伝の要素を含むものになっているのです。

わきがと遺伝と生活習慣

そもそもにおいに敏感な日本人は、ちょっとしたにおいでも「私はわきがかしら?」と悩むことがあります。

しかし、本当に手術や特別な治療を必要とするわきがの人は、日本人の場合は5%もいないのではと言われています。

ただ、食生活の欧米化と生活リズムの乱れなどから、アポクリン腺からの発せられる汗が、今までの日本人のものより臭う要因を持つようになっているというのは事実としてあります。

本当にわきがの治療をした方が良いという人は、思春期頃から悩みを抱えているのが通常と言われ、早い人では10歳前後から悩んでいたりするということです。

一方で、仕事をし始めてから自分の体臭が気にかかるようになったという人は、先にも述べた食生活や生活リズムの乱れが、一時的にアポクリン腺の汗成分の割合を「におう割合」に変えていると思われるのです。

ですから、本当のわきがではないけれど、どうも体臭が気になるという人は、まず食事を高たんぱくなものから食物繊維を多く含むような食事に変える事と、生活リズムを正すこと、さらにストレスを軽減さえる努力をすることで、改善が促されるということです。

世にいう脂汗は、アポクリン腺からの粘性の強い汗を指しており、これはストレス下で多く分泌されるので、できたらストレスを軽減させることが出来た方が、臭う汗を発さなくて済むようになるのですよ。

また、本当にわきがに悩んでいる人というのは、親や兄弟・姉妹もわきがであるということが多いのが現状です。

両親のいずれかがわきがであった場合、子どもがわきがになる確率は50%と言われており、さらに両親ともにわきがであると、その確率は80%まで上がるとされています。

変異的に両親や親族にわきがの人がいなくても、わきがを発症する人もいますが、本当のわきがの人の多くは肉親にわきがの人がいるということなので、もしそうした事実がないのであれば、まずは「わきが体質」として生活を見直すことから始めると良いですよ。

食生活や生活習慣の改善と並行して、わきがの臭いを止めてくれるデオドラント剤を使用するのがおすすめです。

周りに迷惑をかけないようにしっかりとそういった対策も行っていくようにしてみてくださいね。

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